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マーラー4番/セーゲルスタム

Segerstam_Mahlerレイフ・セーゲルスタム指揮デンマーク国立放送交響楽団のマーラー 交響曲第7番第9番のCDを購入し痛く感激した私はそのコンビのマーラー交響曲全集を購入してしまいました。自分にとって一気に全集を購入してしまうことはそんなにないことなのですが、先日紹介した第9番のまことに読みの深い演奏に感服してしまったのと、いろいろとWEBをめぐるうち、同じような意見を書いておられる方に複数巡りあった事とで、「全集を買うべき」との結論に達したわけです。(あと、比較的お安い通販を見つけたこともあり…)

で、その全集のなかから、取り出したのはまず第4番です。
全般を通し、非常にゆったりしたテンポでそれぞれの主題を美しく歌い上げて行きます。全曲61分43秒、特に注目はただ第3楽章の22分38秒でしょうか。これは実にじっくりと演じるアダージョですなあ。これは最長の演奏ではないか?と思ったのですが、手持ちを調べたところ、マゼール/VPOの演奏も同じくらいでした。

全曲を通して傾向は同じですが、遅めのテンポと節々で大見得を切るところ、やはりアドリブではなくスコアを読み通した上での計算ずくのものでしょう。でもそのある種作為的とも考えられるテンポの抑揚が私の趣味にピッタリはまる感じがします。これは私、どちらかというとストコフスキーの演奏を少し連想しましたです。ストコはスコアに自分で手を入れてしまいますが、そこまでではなくとも、決してアドリブとは言えない読みの深い抑揚、たまらなくいいですねぇ。第4楽章での独唱のエヴァ・ヨハンソンというソプラノが少し固いですが…。

愛蔵のBOXがひとつ増えました。(全曲を聴いてから言いなさい、っての!)
但し、できれば対極的なクールな演奏(たとえばインバルとか?)と併せてそのときの気分で択一するというのが理想かもしれません。
お気に入り度:☆☆☆☆★

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廉価盤考 その1

廉価盤……、この存在なかリせば、今日の自分はありません。と、いいますか、私の音楽はほとんどこれで培われてきたと言っても過言ではありません。

1970年代初頭、関西フォークにはまりつつあった中坊の私は、学校帰りにいつも寄る街のレコード屋さんにてふと、「クラシック1000円盤」なる棚を発見、「1000円なら買ってもいいかな」とその棚から何枚かを手にとって見たのでした。それは、「クラシックはやっぱり『運命』だ!」とコロンビアのダイアモンドシリーズにおけるハンス・ユルゲン・ワルター指揮のものと、東芝のセラフィム盤のアンドレ・クリュイタンス指揮のものでした。で、最終的に1000円を払って購入したのは後者のLPでした(本当は常連様2割引で800円!)。理由は「ベルリン・フィル」。クラシックの知識がゼロであった私にとって唯一「ベルリン・フィル」は少し耳慣れた響きだったからです。ひょっとしてこのときダイアモンド・シリーズを選んでいたら、クラシックファンになっていなかったかもしれません。
それというのもこのクリュイタンスの「運命/未完成」、私のいわゆる刷り込み、自分のなかでのその後の基準演奏であり続けているわけです。それだけ自分の感性にしっくり来た演奏だったということです。
(ただ、その後偏屈者になり育った今となっては、ハンス・ユルゲン・ワルター指揮ハンブルク放送交響楽団の演奏も聴いてみたかったりします。ちなみにB面は渡辺暁雄指揮日本フィルハーモニー交響楽団の「未完成」!)

そのセラフィム盤「運命/未完成」、家に持ち帰り、早速プレイヤーの針を落としたのですが、冒頭の数分間以外はまったくチンプンカンプン、クラシックの代表、交響曲なるものがこんなに長い音楽だということもその折に始めて知った次第なのです。それでも暇に任せ、2回3回と聴き進みメロディを覚えていくにつけ、これは並々ならぬ芸術だ、と気が付いたのでした。
その後、同じくセラフィムシリーズからベートーベン第7、第9番と買い進めていくうち、廉価盤ブームが始まり、レコード会社各社から1000円盤(すぐに1300円になりましたが)が続々と発売されて行くのでした。なかにはフォノグラム系のフォンタナ900円盤なんていうのもありました。
特に私が多くそろえた初期廉価LPは当セラフィムとRCAグランプリシリーズが多かったですね。前者だとストコフスキーの「惑星」や「カルミナ。ブラーナ」、ケンペのブラームス、ジュリーニのフランクやプレートルのサン=サーンス等々、枚挙にたがわず。後者もモントゥーのチャイコフスキーやRCAの看板のライナー&ミュンシュのステレオ初期のおびただしい名演奏の数々。最新録音でないことだけを省けば、濃い内容のものが多かったのです。

これらの廉価盤における名演奏たちは安田さんの有名なHPにてリスト化されており、いつでも好きなときにその思い出に浸ることができることはうれしい限りです。
未だに聴き始めの中坊~大学時代の廉価盤における名演奏たちの音源をCDというメディアで追いかける自分がいるのでした。

安田さんのページ
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/index.html

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浜松交響楽団第58回定期演奏会

HSO_58会場: アクトシティ浜松大ホール
曲目: モーツアルト/ ピアノ協奏曲第16番
マーラー/ 交響曲第9番
ピアノ: 菊池 洋子
指揮: 松岡 究

地元アマチュアオーケストラの雄、浜松交響楽団です。今回は指定席がありましたのでmp3プレイヤーでブラームスを聴きつつ悠々と会場へ。席は2F左手バルコニー席の前列最後部です。バルコニー席のいちばん良い場所です。

まずはモーツアルト。菊池洋子さんは存じ上げておりませんでしたが、事前にHPにて経歴などチェック。2002年のモーツアルト国際コンクール優勝者とのこと、どうしてもモーツアルト弾きの印象を持っていましたが、現れた方は非常に長身美麗のお嬢様でした。演奏もその通り、野太い鋭いタッチで力強いモーツアルトでした。第16番は全然なじみがありません曲でしたんで、アンネローゼ・シュミットの全集から同曲を予習していたのですがずいぶん趣の違うもので、嬉しい予想はずれといいますか、ベートーベンのコンチェルトなぞもぜひ聴いてみたい方だなと思いました。コンチェルトの後、ちょいとアンコールということでおなじみの「トルコ行進曲」を弾いていただきましたが、これまた非常に力強いモーツアルトでした。

さて、休憩の後、メインはマーラーです。とっても好きな曲なのですが、同曲を実演で聴くのは私初めてでして、最後の弱奏部分からどう曲を閉じるのか興味深深でした。
今回、モーツアルトを含めオケのバイオリン配置を2ndバイオリンが向かって右に配置したいわゆる両翼配置になっています。第1楽章、1stバイオリンと2ndバイオリンが掛け合いながら曲が進行する場面があるのですが、それを見ているだけでその効果がよくわかりましたです。
この曲、第1楽章の静かな始まりから、第3楽章の狂乱の後わりまで、すべては第4楽章における深遠なる苦悩と混沌の世界への序章であると私は感じています。そういう意味で、2楽章~3楽章における盛り上がりは見事ですし、各ソロ演奏を湛えた弦楽セクションの充実は目を見張りました。
そして白眉の第4楽章、静かに始まり、静かに終わりました。特に弱奏の続く終焉の数分間、天国への階段を一段一段踏みしめて天上へ召されるがごとく、深遠なる世界へいざなわれる気分でした。
気になる拍手も、指揮の松岡さんが台上を降りられてからやっと始まったぐらいで、極上の余韻を味わうことが出来ましたね。(事前に指揮の手を下ろしてから拍手の旨の配布がありました)

この曲が全曲を通して2ndバイオリンが八面六臂の活躍をするのですが、今回、その様子が良くわかりましたです。その意味でもやっぱり両翼配置は正解でしょう。
感動をありがとうございました。

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大序曲「1812年」

RIMG0063チャイコフスキー作曲、大序曲「1812年」、ヤフオクで格安新品ゲットした、カレル・アンチェル指揮チェコ・フィルハーモニーのショスタコ5番のCD、余白の曲から聴いてみたんです。
ナポレオン軍とロシア軍の戦いの一大スペクタクルを描いたこの曲、どうしても大砲の音が華々しくないと面白みがありません。
そこで思い出して取り出したのがこのCD、エリック・カンゼル指揮シンシナティSOの演奏です。CD初期に確か「スピーカー破損注意」なる意味(正確なコピーは覚えていません)の謳い文句で売られていたもので、テラークの優秀録音によるダイナミックレンジの広さが売り、すなわち大砲の迫力だけで売ってたCDとも言えるのかな。
購入した当時のミニコンポで聴いたいたときにはこのCDの大砲の音にはそんなに大したものではないと思っていたのですが、今聴いてみると強烈でやっぱりビックリします。後で、「スピーカー大丈夫だったか?」と気にかけてしまいました。
と、いうのも大砲の音を強調する目的なのでしょう、それまでのオケの録音レベルが低く、ついついボリュームを通常位置より上げてしまうので突然大砲が打ち鳴らされたときに、そのド迫力がいっそう強調されて…、まんまとテラークの陰謀にはめられているわけです。
私の好みでは大砲のサウンドはこんなにオンマイクにするのではなく、もっと遠くで雷鳴しているのが雰囲気いいとも思うのですが…。

LP時代からの同曲の刷り込みはオーマンディ指揮フィラデルフィアO(CBSソニー)なんですが、これが大砲のなるタイミングといい、その音圧レベルといい、絶妙だったです。CDを探しましょう。
お気に入り度(カンゼル盤):☆☆ (機械に悪い?)

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桂 文紅さんも…

桂文枝師匠が逝去されたことについては前項の通りなのですが、さかのぼること数日、3月9日になんと桂文紅師匠が亡くなったはりました。上方落語のファンを名乗る私にとっては、これを今まで知らなかったことが恥ずかしく悔しく申し訳なく…。
文紅氏はあまりテレビにも出ることが少なかった方ですからなじみが少ないのも当たり前なのですが、間違いなく当代上方落語界の重鎮のお一人であり、昔の隆盛を知る数少ない噺家の一人であったことは間違いありません。
自分の所有音源もNHK上方落語選からの「鷺とり」の音源があるだけですが、前時代を知る独特の語り口は十分に味わうことができます。

文紅氏といえば、かの「お笑いとんち袋」の大喜利です。問答でミスをすると顔に墨を塗られるこの大喜利で一番墨を付けられることが少なかったのが文紅氏ではなかったでしょうか。とっても切れ味鋭い語りをされる方でしたね。
何故かお弟子さんを取られることが無く、芸風を継ぐ者がいないのは惜しいことです。鶴瓶さんがMBSヤンタンで思い出をしゃべったはりましたけど、つい最近、氏に落語の稽古をつけてもらってはったようですね。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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追悼 桂文枝師

上方落語の巨星が亡くなられました。桂文枝師匠…。上方落語協会の創設当時からその復興に力を注がれ昭和の末期には六代目笑福亭松鶴、桂米朝、三代目桂春團治とともに「四天王」とよばれて永い間大御所格の立場で後進の指導育成に励んでこられました。弟子も多く、戦後第一の落語ブームを作った三枝、「ザ・ぱんだ」のきん枝、文珍など、吉本興業を中心に数多く活躍されています。

文枝氏、小文枝時代が長かったものですから私にはどうしても「小文枝」のイメージですね。四天王の中では唯一吉本興業に所属したはりましんで関西のお茶の間では顔を拝見することも多く、私が高校生あたりの時には平日6時台に吉本の番組があったのですが、それにもよく出演し、7分8分の短い持ち時間でもちゃんと面白い噺をやってはりましたなぁ。

私のパソコンを調べてみると文枝氏の映像は、小文枝時代を含め、たばこの火、愛宕山、三枚起請、親子茶屋、高津の富…、あと音源が稽古屋、立切れ線香と出てまいりました。特に文枝氏で思い出すのは、芸娘やおやまなどの女性を演じるときの独特の色声がたまらなくよかったですな。これはほかの誰にもできない『味』だったです。「三枚起請」の「小てる」の演じ方など最高やったなぁ。

合掌…
ご冥福をお祈りいたします。

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マーラー9番/セーゲルスタム

Mahler_segerstamマーラーの交響曲第9番、一筋縄ではいかない曲です。高校時代、初めてワルター指揮ColSOの2枚組みLPを買って最初に針を落としたときからその思いは同じです。マーラーが「これで最後」の気持ちを念じて投じた、死への苦悩と混沌の音楽、この曲が今日こんなにもてはやされるなぞ、当時誰が想像したことでしょう。
私はその後CD時代になって9種程の同曲異盤を手にしましたが、どれもこれも考えさせられる演奏で、聴くたびに新鮮度が増すのは、以前紹介させていただいた、バーンスタインの演奏でも同じことでした。
しかし、このセーゲルスタムの演奏はそれ以上のものを持っている気がいたします。この演奏を聴いて、いろいろ調べるうち、他の方々の反応や、あるいは、セーゲルスタム自身、何度か日本に来て在日オケでマーラーを振っているとこともはじめて知りました。(今年も読響を振るらしいですね) 総じてそれらの評を見ていると、絶賛されている方が多いですが、一部爆演系のマーラーと片付けておられる方もいるようです。
私、この演奏を聴いてうまく表現することができませんが、第2楽章の甘く切ない歌い方、第3楽章開始のおどろおどろしい響きからつかの間の楽しみを経ての楽章終焉部の狂乱! これは全て第4楽章の死への苦悩と混沌への序章だったのかと思いました。この長大なアダージョにおける苦悩の表現、そして終焉部における弱音で奏でる天国への階段(?)とも思えるフィナーレはもうこの世のものと思えないような気までさせられますです。これは爆演などと簡単に片付けられるものではなく、自身作曲家として多くの交響曲をも手がけているセーゲルスタムのその経験に裏打ちされた深い読みがあるに違いありません。それと、若干残響を多めにしたこの上なく優秀な録音がその響きを支えており、それもこの指揮者の意図が左右しているのではないかと…。
これは全集を買わねばなりませんね。
お気に入り度:☆☆☆☆☆ (感服)

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上方落語協会に思う

上方落語協会のHPによると、協会の構成員は現在189名だそうで、ぎょうさん増えたもんですなぁ、私が上方落語に興味を持ち始めた70年代前半から比べると4倍くらいになっているのではないでしょうか?
世は20年ぶりぐらいに訪れた漫才ブームとやらで、私には非常に理解できにくいタイプのお笑いがブームになっておるようです。これはこれで非常に喜ばしいことだと思います。しかして落語はどうなんだろう。
で、その上方落語協会のHPにある「協会員紹介」を見ますと、入ったはれへん噺家さんがチラホラおられることがわかりますな。たとえば、笑福亭松之助氏や桂南光氏をはじめ故枝雀一門の方々ですかねぇ…。東京の協会に所属の笑福亭鶴光氏だってメンバーに入ってますのに…。

特に笑福亭松之助師匠は永らく私のアイドルです。私、大学に入って間もないころ、どこか噺家さんの弟子になろうかと考えたことがありました。そのとき真っ先に考えたのがこの松之助師匠でして、その巧妙な語り口と少し奇人ぶったところがたまらなく好きだったのでした。この人最近はよく2時間ドラマなんかにも性格俳優として出たはりますね、そちらでも枯れた芸を見せてもらえます。

で、その松之助師匠の弟子はいまどうなっておるのでしょう?協会員名簿にはもちろんありませんが、松之助師匠のお弟子さんは、実は「明石家」の屋号を名乗っているんですよ…、知ったはります? と、いうことはあの明石家さんまさんも松之助師匠の弟子なんです。
「古今東西噺家紳士録」(これはまた別の機会に紹介いたします)というCD-ROMある落語家の系図によりますと松之助の下が「さんま」「のんき」になっておりました。さんまというひと、きっともう落語をやっていくことはないでしょうから、落語家としての継承はありません。のんき氏とはどのような人なのでしょうね? ググってみると師匠のご子息の様で、今も活動をなされている人の様でした。それと、私の記憶によるともう一人、明石家小禄という方が居られたはずなのですが、これはかの「古今東西…」にもありませんので現在は廃業されたのでしょうか?
私がもし、松の助師匠の門をたたいていたらなんとさんま氏の弟弟子ということになっていましたね。こっちの道を選んでいたら今はどうなっていたことでしょうか?

さんまさんは永らく落語の道から離れてはりますけれど、同じようにTVを中心に仕事をされている笑福亭鶴瓶氏のほうは最近落語に目覚められておりまして、古典落語への回帰を行ってはります。インターネットラジオにて氏の「日曜ヤンタン」をよく聞いておるのですが、その落語への思いを切々と語っておられまして今、第2の落語ブームが始まりつつあることもよく述べておられます。また、若い噺家さんをよく電話で呼び出して紹介されています。みなさんもぜひ聞いてみるとよろしいかと。

上方落語協会員のページ
http://www31.ocn.ne.jp/~kamigatarakugo/kyoukai/intro.htm

古今東西噺家紳士録 落語家系図
http://www.app-beya.com/kokon/index.html

毎日放送ラジオ日曜ヤンタン
http://mbs1179.com/yan_sun/

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ジュリーニ/ブラームス交響曲第2番・第3番

Julini_bra巨匠カルロ・マリア・ジュリーニ、第一線を引退されて久しく、噂も聞きません。
このCDは60年代初めにフィルハーモニア管弦楽団を指揮した一連の演奏のひとつです。その後デジタル時代になってからロス・フィルとウィーン・フィルの名録音があるのですが、なにぶんアマノジャクな私はこの最初のステレオ録音に触手を伸ばしてしまうのです。
今回ヤフオクにて300円あまりでゲットしたこの盤は95年に発売された1200円の廉価盤です。廉価盤ですが各曲と演奏者について、宇野・小石・浅里の3名の先生方の解説があるのはうれしい限りです。ただ、ジャケットの色気のないこと!夕日の写真でいいですからもう少し大きな物にすればまだ良かったような気もします。
まあ、演奏がよければジャケットなどどうでもかまいません。LAPOとの録音以降の極遅テンポよりは速いですが、やはり遅めのテンポにてじっくりと演じ上げてくれるのは若くてもやはりジュリーニ、2番の第2楽章などひたすら美しく、朗朗と歌いますね。いいです。
これに比して第3番の方はわりとスッキリで、第3楽章の「さようならをもう一度」のテーマはもっともっとねっちりと歌って欲しいのが自分の好みです。
お気に入り度:第2番☆☆☆☆ 第3番☆☆☆★

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チャイコフスキー交響曲第1番「冬の日の幻想」

Tchaikovsky11本日の紹介盤はチャイコフスキーの交響曲第1番です。演奏はヘルベルト・ブロムシュテット指揮バーデンバーデン南西ドイツ交響楽団。ドイツのALLEGLIAというレーベルは知りませんでしたが、これはもう、すばらしい演奏です。
もともとチャイコフスキーの最初期の交響曲、LP時代からスヴャトラーノフの演奏でおなじみでしたが、このブロムシュテットの演奏は、流麗かつダイナミックに明るく壮大に演じています。ロシア的な叙情と冬の寒さを偲ばせる主題がなぜか哀しく懐かしく、心に残りましたね。
併録、デビッド・ジンマン指揮の第2番「小ロシア」も佳演です。
お気に入り度:☆☆☆☆★

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ストコフスキーの「新世界より」

stokow_dvo私はストコフスキーが大好きです。このニュー・フィルハーモニア管を振った「新世界」やチャイコフスキー4番/5番、「シェエラザード」などはLP時代からなじんでいました。自ら楽譜に手をいれ、満艦飾の装飾を施した演奏は一般の音楽ファンから見ればまさにゲテ物であり、芸術性という点で下げすまれて見られてしかるべきものであるとも言えると思います。
しかし、ストコフスキーの意図はやはり聴衆を「楽しませる」の1点にあったはずで、それに共感できるものにとってはかけがえのない贈り物であるはずと私は思うのですが…。この録音は73年のものですが、この機会に35年録音の主兵フィラデルフィア管弦楽団との演奏も確認しましたです。各楽章のタイミングの違いが多少あるものの、大まかなアプローチに関しては同様で、既に40年前からストコフスキーのこのスタイルが確立されていたことがよくわかります。

この73年の「新世界」は永らくFMよりエアチェックのテープを聴いてなじんでいた演奏です。CDはヤフオクにて500円でゲットしたものなのですが、改めてリマスターされたCDの音源で聴いてみると、やはりテープからはわからなかったいろんな音が聞こえてまいります。
第1楽章の終焉部、金管の強奏時にブァ~~っと鳴らす演出や、終楽章の開始部で思いっきり泥臭く大見得を切るあたり、とっても懐かしく、思わずニンマリでした。
お気に入り度:☆☆☆☆☆

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ブログタイトル変更しました!

さて、このブログ、「にこらすの徒然なるままに…」というタイトルで書き出しを開始し約半月、大変なことを発見してしまいました。それというのも、全く同じタイトルのブログがあったのです。
どうも先方様のブログを見てみると、開始は先月末のようで、こちらのほうが先に発進しているのですが、このままでは、そのにこらす様にもご迷惑がかかると思い、即刻タイトルをこのように変更いたしました次第です。新「にこらすの徒然なるままに・・・」のにこらすさん、こっちのタイトル変えますので心配御無用です。
今度のタイトルは(ほぼ同じ意味合いですが)、ググっても出ないので大丈夫と思います。改めてよろしくお願いいたします。

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